Spot-billed duck zenpukuji Park Tokyo Japan カルガモ 善福寺公園


参考資料 Wikipediaより

カルガモ(軽鴨、Anas poecilorhyncha)は、鳥綱カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。
A. p. zonorhyncha カルガモ

分布
大韓民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ロシア東部
日本では主に本州以南に周年生息(留鳥)する]。和名は「軽の池」(奈良県橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来すると考えられている。

形態
翼長オス25.4-27.6センチメートル、メス24.3-26センチメートル。次列風切の光沢は青紫色で、次列風切や三列風切羽縁の白色部が小型で不明瞭。
少なくとも亜種カルガモはオスの腹部の羽衣が濃褐色で、羽毛外縁(羽縁)の淡色部が小型になり胸部との差異が明瞭。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)が光沢のある黒。メスは胸部と腹部の羽衣の差異が不明瞭で、上尾筒や下尾筒が黒褐色で羽縁が淡色だったり淡色の斑紋が入る。

生態
湖沼、河川などに生息し、冬季になると海洋にも生息する。渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する。
食性は植物食傾向の強い雑食で、種子、水生植物、昆虫などを食べる。狩猟で撃ち落とされた本種で、3.2-6.6センチメートルのオイカワを30尾食べていた例もある。水面でも陸上でも採食を行う。
繁殖形態は卵生。亜種カルガモでは集団繁殖地(コロニー)を形成することもある。水辺に巣を作る。基亜種は7-9個、亜種カルガモは10-12個の卵を産む。亜種カルガモの抱卵期間は26-28日。少なくとも基亜種においてはオスも育雛を行った例がある。雛は孵化してから2か月で飛翔できるようになる。
繁殖期前期(交尾から栄巣地の探索程度まで)はつがいで行動するが、メスが抱卵・育雛を行っている間、オスは概ねオスだけの群れを形成する。繁殖期が終わると、まずメス親とヒナとの関係が消失する。その後は不透明であるが、越冬期前には、雌雄で構成される大群を形成する。

人間との関係
日本のカルガモはアヒルとの種間雑種が存在しているとされる。アヒルの原種はマガモであり、3代も野生で放置されると飛翔するほどになるが、日本のカルガモもアヒルと交雑することで、元々は狩猟の対象であり、ヒトを恐れていたはずのカルガモも前述のようなヒトを恐れない行動をとるようになっていったと考えられている。照明の多い都市部では夜間に飛翔する個体もある。
外形に関する遺伝形質はカルガモの方が強いため、見た目はカルガモでも性格はアヒルに近いものが現れたと分析される。

切手のカルガモ
カルガモは現在日本で使用されている90円普通切手のデザインのモデルにもなっている。